月初めの話

12月 月初めの話

 皆様、おはようございます。三男です。早いもので、もう12月です。今年も残すところ一か月です。

 年末は仕事納めや、大掃除、新年に向けての準備など、やることが多くあるのではないでしょうか?各寺院でも新年に向けて大掃除はもちろん、お磨きという、お荘厳の一年の汚れを落とします。本山では行事として多くの僧侶や御門徒の方々が参加します。

 お寺にあるものはお寺のもの、と思われているかもしれませんが、そうではありません。多くの方の寄付やお浄財であり、先人の方々が造り上げ、守ってきたものです。ですから、本山では僧侶だけではなく有志の御門徒の方々も参加することができますし、御門徒の方も望んで参加されるのです。

 小学校や中学校では、年末に学校の大掃除を全員でやるかと思います。それはいいことだと思います。しかしながら、自分の部屋や家は後回し、あるいはいい加減に終わらせてしまっていました。自分の身の周りのことをいい加減にして、学校だけきれいにするのはいかがなものかと考えてはいても、毎年そんな風に年末を過ごしてしまっていました。

 どういう事かと言いますと、お寺のお磨きであったり、公共の場をどうこうするのもいいですが、まずは身の周りのこと、自宅のお仏壇の掃除から始めてみませんか?という事です。わからなければ、私どもがお参りに伺った際に聞いてくだされば、お答えします。そして気持ちよく新年を皆さんでお迎えしましょう。

合掌

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