専願寺の歴史は大垣市貝曽根町、真宗大谷派(東)通誓寺から始まります。通誓寺の末子、稲川了将は稲畑村(現在の岐阜県揖斐郡大野町稲畑)へ通いながら僧侶をしていおりました。ご縁がありまして、上秋の空き寺であった専壇寺へと入寺させていただき、そのころより真宗大谷派から浄土真宗本願寺派へと転派されました。
その後、岐阜県岐阜市春日町に専壇寺の説教所が建立されました。この説教所がのちの専願寺となります。戦後、了将の次男である善友が昭和23年に説教所を、専願寺として活動を始め、専願寺初代住職稲川善友に就任されました。
そして平成9年に善友の長男、善照が住職を継職。
平成24年12月16日に岐阜市中道北の地へ移設・新築し、入仏法要を勤修いたしました。生まれ変わった専願寺は、椅子の設置、エレベーターの設置、納骨堂の管理など、ご門徒の方が親しみやすいようにとの思いが詰め込まれております。
そして専願寺第2代住職稲川善照は平成28年1月27日にご往生され、第3代住職稲川慧悟へと法が受け継がれ、現在へと至ります。